現役最強馬の地位

ジャパンカップが創設された事で、現在は秋の古馬中距離路線は天皇賞秋、ジャパンカップ、有馬記念の3つのG1レースが開催されています。この3つのレースを同年に制覇した馬は古馬3冠馬と呼ばれ現役最強馬としての地位を手に入れます。

更に2000年からは古馬3冠を達成した馬にJRAから1億円の報奨金が授与されることとなりました。これまでに何頭かこの栄冠にチャレンジしてきましたが達成できたのはテイエムオペラオー・ゼンノロブロイというただの2頭だけなので非常に高いハードルです。

この古馬3冠を達成するための難関として挙げられるのが、まず第一にG1レースでは通常のレースと違って騎手も全力で追いますので疲労蓄積しやすいという事、2戦目のジャパンカップを制覇した馬もその後の有馬記念では不可解に大敗することも多くその原因はこの疲労蓄積にあるとも言われています。

そして古馬3冠レースというのはどれも中距離のG1レースですがそれぞれ全く別の個性を持っています。スピードを求められる天皇賞秋、レベルの高い外国馬を下す実力が求められるジャパンカップ、トリッキーなコース形態のために捌く騎手の手腕が求められる有馬記念と、単に馬の実力だけではなく運のような要素も結果を左右します。

現在では競走馬生活を長くする観点から天皇賞とジャパンカップは別路線として扱う陣営も増えてきて、この古馬3冠という栄光とはいえ存在意義には疑問が出始めているのが現状です。

2011年12月1日

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