個性的なコース
有馬記念が施行される中山競馬場。このコースは非常に個性的なコースで知られいます。中央競馬でG1レースが開催される主要な4競馬場は、ほとんどが広いトラック
コースで直線も長いのが特徴です。しかし唯一の例外がこの中山競馬場で、どちらかといえば小回りなコース、起伏も激しく直線の急さかは名物であります。ですから、
枠順や脚質により有利不利がかなりはっきりでてしまう競馬場となっています。有馬記念が行われる芝2500mは、コースを1週半するレースで、スタート地点は外回り
コースの3コーナー付近にあり、4コーナーまでに距離がないのが特徴です。そのため外枠の馬はそのままではコーナーで大きくロスをしてしまうので、スタート直後各馬は
少しでもいい位置を取ろうと馬群がごちゃ付くことが多く、内枠の馬が包まれて行き場をなくすことも多いです。そのため内枠、外枠ともに不利な珍しいコースとなっていま
す。また中山競馬場の直線は約300mと短いため直線一気のような差す競馬なかなか難しくなっていまして、勝ち負けするために早めに進出して4コーナーでは好位に
位置どっていなければならず、差し追い込み脚質の馬にはかなり不利な傾向にあります。
このようなクセの強い競馬場であるため、競馬評論家として著名であった大川慶次郎氏は生前、東京競馬場での有馬記念開催を主張しておられたほどです。ただ現在も
中山競馬場で施行されていますし、このクセを把握した上での騎手たちの駆け引きというのも本レースの見所であると私個人的には思います。
2011年12月1日