昔は地味なレースだった

 今日の日本競馬におきましても春の日本ダービーとならんで、八大競走のなかでも重要なレースとなっている暮れのG1は有馬記念であります。この有馬記念が創設され
たのは1956年のこと。それまでの暮れの中山開催には中山大障害以外大きなレースがなく、その中山大障害にしてもダービーなどに比べれば地味なレースでありました。

そこで年末にも華やかな大レースを創設しようと当時の日本中央競馬会理事長・有馬頼寧の呼びかけにより作られたのが中山グランプリでした。翌年提唱者の有馬が突然
急逝したため、レースの名称を有馬の功績をたたえて「有馬記念(グランプリ)」と変更、現在に至っています。

 この有馬記念の特徴といえば、出走馬がファン投票により選ばれるということでしょう。これは第一回のレースからすでに導入されていたもので、当時としては画期的な
ものでした。ちなみにこの方式はのちの創設された夏のグランプリ・宝塚記念にも採用されていますね。

 また2000年以後は本レースを含めて、天皇賞(秋)、ジャパンカップとともに秋の古馬三冠シリーズを形成するようになりました。3冠達成馬には、特別報奨金とし
て1億円が与えられることとなりました。現在のところこれを達成した馬は、2000年のテイエムオペラオーと2004年のゼンノロブロイの2頭に留まっています。

これを達成するには、秋4戦、しかもその内G1を3戦とかなりタフな馬でないと難しく、非常に高いハードルといえるでしょう。

2011年12月1日

このページの先頭へ

イメージ画像