ドラマチックなレース
この有馬記念というレースで復活を果たす馬は不思議と多く、そのレースのどれもがドラマチックでありベストレースとして歴史に残っています。
古いところではスピードシンボリの海外遠征後の勝利とその翌年の復活勝利、テンポイントがトウショウボーイとの激戦を制覇した復活勝利、などなどこれまで多くの復活劇が競馬ファンに感動を与えてきました。
昨今の第2次競馬ブームでもこのようなドラマチックな感動が求められてきています。最近で目立った復活劇はオグリキャップ、トウカイテイオー、グラスワンダーの3頭でしょう。その中でもちょうど競馬ブームが高潮に達していたころのオグリキャップとトウカイテイオーの復活劇はこのブームによって競馬を始めた競馬ファン達を感動の渦に取り込みます。
オグリキャップはこの第2次競馬ブームのきっかけを作った馬でもあり元は地方競馬所属でありながら圧倒的な強さを誇って中央競馬でも活躍し有馬記念、マイルチャンピオンシップなどの勝利、ジャパンカップ、天皇賞秋、宝塚記念での2着など素晴らしい成績と直線での末脚の鋭さで人気を集めた、ハイセイコーを超える国民的人気馬だといえるでしょう。
しかしそのオグリキャップも6歳秋以降調子が下降し引退レースの有馬記念でも競馬ファンは現役生活の限界を感じていたので人気も集まらなかったのです。結果はスローペースの展開となったレースで最終直線であの末脚が爆発し差し切っての勝利となったのです。
競馬ファンからは奇跡のラストランと言われました。有終の美を飾っての勝利でもあり、当時第2次競馬ブームから人気となり申し子と言われ騎乗した武豊の人気とも重なって第2次競馬ブームは盛り上がっていったのです。
2011年12月1日