3冠達成馬

 2000年、秋の古馬G1シリーズの天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念、この3レースを古馬3冠シリーズとし、3冠達成馬には特別報奨金として1億円が授与
されることになりました。現在のところこの偉業を達成したのは、2000年のテイエムオペラオーと2004年のゼンノロブロイであります。
 近年はこの3冠達成馬がでていません。それには当該3レースの特性の違いと競走馬の管理方法が変わってきたことの2点が原因と考えられます。古馬3冠緒戦の天皇賞
(秋)は東京競馬場芝2000mのレースで、中距離に属します。最近では天皇賞(秋)出走馬がマイルG1を勝つこともあり、3レースのなかでもっともスピード能力を
要求されるレースです。2戦目のジャパンカップは東京競馬場の芝2400mで行われ、また海外の強豪馬との戦いにもなりますから純粋に抜きん出た実力が求められます。
最後の有馬記念は中山競馬場の芝2500mと中山のクセのあるコースを使用ため、馬群をさばける器用さが必要となります。
 また最近では競走馬の競走寿命を考え、極力疲労をためない様なローテーションが取られます。秋の古馬3冠を目指すとなると、最低シーズン4戦はしなければならず、
そのうち3戦は消耗度の高いG1となりますから、これを忌避する陣営も多いのが現状です。さらに中距離とクラシックの距離分化が進んでいますから、今後この古馬三冠
に挑む馬が、ますます減っていくと思われます。

2011年12月1日

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